離乳食を進めていくにあたり、食品のアレルギーが気になってきました。赤ちゃんのアレルギー症状とはどのようなものか、進め方や、気をつけるポイントなどありましたら教えて下さい。
正看護師ユウコさん
食物アレルギーは、湿疹やじんましんといった皮膚の症状や、下痢や嘔吐が主な症状ですが、まれに命にかかわる症状が出ることもあります。離乳食は食材を1品ずつ増やしながら、初めは一口ずつ試してみることが大切です。
万が一症状が出たときは、何を食べて、どれくらいの時間で、どんな症状が出たかをメモしておき、医療機関を受診しましょう。病院では血液検査などを行いますが、先生に情報を伝えると、より確実な診断に役立ちます。
管理栄養士オカベさん
食物アレルギーの原因の多くは、食べ物に含まれているタンパク質です。摂取したタンパク質を自分の体にとっての「異物」と判断して、過剰に反応した結果がアレルギー症状となってあらわれます。
特に赤ちゃんがアレルギーを起こしやすいのは、卵、牛乳・乳製品、小麦製品、大豆製品などです。赤ちゃんは消化吸収能力が未熟なため、早い時期にこうした強いアレルゲンを持つものを与えると異物と処理する場合が多いのです。これらの食材は8ヵ月以降になってから与えましょう。そのほかそば、魚卵、甲殻類、果物、ナッツ類、添加物や着色料などもアレルギーを起こす可能性があります。
元保育士ヨネちゃん
心配しすぎて食材を制限してしまうと、成長の妨げになることもあるので感心しません。月齢によっても受け付けられる食材は変わってきますから、様子をみながら、いろいろな味を経験させてあげましょう。
ママにとって、育児は何もかもはじめて。とまどうことも多いはず。
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